【ラノベ】アリス・リローデッド1

なんとなく後回しにしておりました

アリスリローデッド

表紙的にアウトローとギャグかと思っていたんですが、

読んでみたらえらい面白かったです。

さすが大賞やで・・・。

アウトローともギャグ系とも言えないなんとも言えない雑妙な作品でした。

公式

「あたしが巡り逢ったのは…最高の銃だったわ」そう言ってアリスは逝った。わたしの名前はミスター・マグナム。偉大なる魔女によって生み出された魔法の銃だ。災厄により相棒を失ったわたしは、不思議な運命により過去の世界で意識を取り戻す。そこで出逢ったのは、少女時代のかつての相棒。だがこのアリスは、とんでもないおてんばアホ娘だったのだ…。やれやれ。とはいえわたしは立ち上がる。かつての悲劇を起こさぬよう、新たな未来を切り開くために―。第19回電撃小説大賞“大賞”受賞作の、未来を切り開くマジック・ガンアクション登場。

まず主人公は「銃」です。

銃視点で物語は進んでいきます。

作られた魔法の銃であるサラマンデルは喋れます。

デルフリンｇ（もごもご

物語は魔女戦争の終盤から始まり、サラマンデルのマスターであるアリスの敗北と世界の滅亡を目の当たりにします。

その際アリスによって生き延びるように埋められたサラマンデルは約半世紀後にとある少女に掘り起こされます。

「アリス」と名乗る少女にはかつてのマスターだったアリスの面影が有ったが、性格は全く逆。

しばらくしてアリスに「友達を助けて欲しい」という懇願を受けて仕方なく力を貸すサラマンデル。

そして見たのはかつての仇敵の魔女だった。

どうやら知らぬ間に自分は過去にいるらしいということと、

目の前のアリスがかつてのマスターと同一人物であるらしいということを知る。

どうみてもかつて「ライトニング・ワイルド」と恐れられたアリスとは思えないほどのアホ娘なわけで、

でも自分には同じ過ちを繰り返さないために、今度こそ魔女を止めなければならない。

魔銃が扱えるカラーズという魔弾をつかって、マジカルバレットアクションここに開幕！

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ふぅ・・・こんな感じ？

世界観はやっぱり西部劇に出てくるような荒野になります。

装いもカウボーイ・カウガールが闊歩しているような感じです。

しかしそこに魔法というちょっと異質な要素が加わった感じです。

魔銃っていうと某ファイナＯファンタジーのアニメが浮かんでくるんですが（笑）、

もっとギャグっぽく、でもカッコイイそんな感じです。

あと過去に戻ってなんとかデブるのを阻止できたバンプさんのネタ扱いが何かとウケル。

事あるごとに「デブじゃなくてよかったな・・・」としみじみ噛み締めるサラマンデルさん。

デブなら3回は死んでたね。

そして読み手としてはスピード感が良いです。

戦闘の鮮やかさとスピード感と時々交じるブラックジョークがさくさく読み進めれます。

小説大賞の応募作品なので、物語としてはある程度の結末がないといけないということで、展開は早いです。

仕方ないとも思いますが、もっと3巻くらいに分けて細かく読みたいなぁーとも思う話でした。

姉を助けるまでと、クラウンを助けるまでと、そして魔女との対決で3巻くらい。

未来を変えるというありきたりな話ですが、

キャラクター性とスピード感とちょっとギャグと、雑妙なバランスのよくできた作品だと思います。

この感想書いてる時点でもう2巻もでているので、続けて読みたいと思ってます。

なにげに東方の音系でも有名（個人的に好き）な？
サイトカインさんがイラストやってるよ！！

なんとなく新作補正抜きで

ランク4.0

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