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ジャケ買いだったので内容はあまり期待してなかったんですが
予想していたより本文も面白かったです。

(いいところも悪いところも含めて色々書きたくなったので長文書きます。)

先にランクを。
ねこみみイラスト補正もありで
ランク4.0


ねこみみという要素で途端に色眼鏡になります。
ねこみみというだけで評価甘々ですが・・・
なにが悪い!!
一般的な感想なんて求めちゃいねぇんだ!!
オレの趣味に直球ど真ん中ならそれでいいんだ!!

しかし痛い目を見たこともあります
(一方的に期待したがゆえ)
その話をさきに。

漫画ではよくある「日常系」ですが、
ラノベにするとほんともうつまらないものになります。
というか難しくなります。
文字で淡白なところにまったり淡白な内容がかぶさってくるので
漫画以上に難しいジャンルになるのでしょう。
過去にレーベルは忘れましたが「妖怪がラノベを書いてる」みたいなラノベがありました。
(一時期ラノベを題材にしたラノベ流行ってましたね。すっかり見なくなりましたが)
ねこみみだったかいぬみみだったかきつねみみだったか忘れましたが、
まぁ、動きが少ないし、とてもつまらなくて読み切るのも苦労して
1巻でやめました。
ジャケット良くても中身が良くないパターンですね。
そういう苦い経験もあり、ハードル上げてしまうとちょっと読み始めるのにパワーが要るのです。


【公式あらすじ】
「〈いずも荘〉は、神様の滞在施設なんです」
霊感が強い高校生の明人は不幸なすれ違いから、神様ばかりが入居している「いずも荘」の管理人になってしまう。
過去のトラウマから神様を嫌う明人だったが、管理人補佐であるネコマタ少女の猫子に懇願され、入居者を増やすため奔走することになる。
気弱なワルキューレのロータや、リア充ギャルのアメノウズメなど他の神様とも知り合うのだが、
なぜか猫子も加わってのいずも荘入居を賭けた明人争奪戦が開始されることに。
人間と神様が入り交じる、一つ屋根の下系同居コメディ。はじまります!

本作品は神様という非日常を用いて描いた「日常」的な内容で、
まぁ、日常系とはいえないですが、
ケータイ使ったりしてる割に移動は馬だったり混ぜこぜの俗っぽい感じが結構ウケます
最初はそうでもないのですが最終的には「聖☆お兄さん」てきな印象を持つかと。
最後のオーディンのおっさんが全部持ってったね(笑)

あらすじはおいといて、まず、「絵で釣る」というのは良かったです(笑)
え?私みたいな人じゃないと釣られないって?
あーうん。そうかもしれませんネ(笑)


というわけでまずはイラスト関係の話から
■イラストはとってもグッド
・ジャケット
グッド。素晴らしい。肉球グローブあったらもっと良かった(ただの趣味)
・扉絵
無難。キャラ紹介的な意味もある。本編では少ないアメノウズメのソロイラストを持ってきてたのもバランスいいと思う。けど、個人的には猫子のソロカットが欲しかった。
・中のイラスト
トーンもちゃんと使ってて力入ってるのでグッド。枚数も少し多い(9枚でした)。イラスト化するところは編集さんなど悩むところでしょうが、ポイント抑えてると思う。猫子のイラスト多めなのが個人的にグッド。
・キャラデザ
UQメロディを崇拝する私としては猫キャラ+ピンク髪は高得点。肉球グローブあれば・・・。
むしろ肉球グローブを買ってはめてください。


■足洗邸っぽいかなと『最初』おもった(審議継続中)
猫又が管理人の神様が住んでる住宅に一人だけ人間。と聞いてはじめに思いつくのが
「足洗邸の住人たち」
という漫画です。
ほぼ同じ設定です。
あっちは漫画なのでバトル色が濃いですが。
竜造寺こま=猫子
という構図にピンときました。
ちょくちょく現代ネタ(ネットや時事アニメなどの要素)が挟まれるのも似てますね。
足洗邸はナチュラルかつ壮大にやって自分のものとして昇華させてから使ってますが。
(エターナルフォースブリザードとかこまがチャーハン作るのはわかりやすかったですがw)
そういう意味では「ツッコミ」や「ボケ」として【そのまま】活用しているいずも荘は個人的にマイナスです。
具体的には、「海賊王」ネタや「エビフライぶつけn(ry」とかたまに出てきます。
流行り廃りの早いネットのネタを取り込むのはどちらかというと嫌悪感を覚えます
(海賊王はまだしもエビフライはもういみわからん人もいるでしょ・・・)
俗物の中の異物(神様)という対比を浮き彫りにする意図があっても。です。
というかこういうものを取り入れてるラノベで過去オモシロイと思ったものが殆ど無いです。
ココ最近の「異様に長いタイトルのラノベ」という方向性くらいの寒さを感じますが、
もしかしたら私だけなのかもしれない・・・。
(長いタイトルのラノベ(文章化しているタイトルのやつです)はほんとに気持ち悪いです。わたしは手にすら取らない)
でも若い人は抵抗ないんだろうなぁ~とおもったりもして時代の流れを感じる・・・。
あ、話ずれてる。

■設定や本文がしつこくなくていい
通勤の行き帰り(合わせて約70分)で読み終わったので、
スーパーダッシュくらい早く読み終わります(笑)
斜め読みでも内容理解しつつ行けるんじゃないかなと思うくらいさっぱりしてます。
改行が。
でも逆にそれがいいです。
・聖☆お兄さんくらいのノリ
 町内の半分くらいが神様という適当なノリである程度の人はそれを知ってて受け入れてるのがいいです。こういうところで俗物化しているところがこのラノベのいいところだと思います。足洗邸とは違い、知らない人も居て、それがまたトラブルのネタになっているのもいいと思います。おまわりさんが「イエスさん」とか言ってる場面で聖☆お兄さんがものすごく浮かんできました。
・下手に説明しすぎない
 それこそ神様の説明なんて出処だけでほとんどしてません。どこどこ出典の神様です。あとは自分で調べろや。みたいなスタンスでこのラノベは正解だと思います。本筋のヒロインの履歴だけは、ちゃんと挟み込まれているのでそれで十分です。これも、はじめに説明しすぎず、今直面している問題に絡めているのがいいです。読みやすいです。
・明確な目的
 いずも荘に住まざるを得なかった流れとか、じゃぁ最終的な目的地は?というとこれも神格を上げるとはっきりしているのが足が土についた感じがしていいです。要はコナンの目的が黒づくめとの対決。と1話ではっきりしている感じです。だからこそ日常的なシーンも許せるというか、「水着回」みたいな感じで違和感なく受け入れられます(目的がはっきりしてればこういう回もお約束的な感じですんなり入ってくるということ)。日常系ではこういう土台をちゃんと作っておくのって大事だなーと思います。
・塩梅のいい主人公
 濃すぎない。薄すぎない。冒頭のシーンでちょっと曰くがありそうな感じで書かれていて、それが「神様が見えてしまう」という体質の説明と程よく主人公のキャラを立たせる要素になっています。また、「神様が嫌い」で縁を切るために一時的にいやいや神様に協力している。っていうスタンスも個性として主人公を際立たせている要素でいいです。
・登場キャラクターを絞ってる
 とりあえず1巻という枠組みの中で、今後は広げていく感じが見えましたが、ターゲットにしているキャラクターに焦点を合わせているのでごちゃごちゃしすぎて無くていいです。いろんな神様が居るっていうのはちょくちょく表現されているのですが、それはまた別のお話。みたいな感じで、あえてスルーしているのがこういうラノベにはあってます。
 
■猫子かわいい
結局これです(笑)
「さかり」イベントとか定番過ぎますが、定番だろうとなんだろうといいものはいい。健全ラノベなのであんまり深く掘れないのが残念でしたが(笑)
首輪欲しがるシーンとか定番過ぎますが、定番だろうと(以下略)
イラストもエロかわいくて最高です。むしろ官能小説にしてください。
フラOス書院さん出番だよ!!!!
(まぁ神様題材にしたエロラノベとかもう溢れてますけどねー・・・)

■サブヒロインだって負けてない
(私の中では負けてるんですけど。)
人見知り妹系ロリワルキューレ(お兄ちゃんと呼ばれたい人用)
ツンデレ付喪神(メイド枠)
ビッチ装ってる割に実は奥手なアメノウズメは・・・何枠だ・・・?
巨乳枠・・・?
猫子も結構巨乳ですが・・・。

■オッサンも大事
ただしナイスミドルに限る。
面白い話や良いゲームの影には必ずと言っていいほどおっさんがいる!!
アリスソフトのティアーズ・トゥ・ティアラでもヒロインそっちのけで漢の熱い友情語ってたしね。
つか・・・神様ならオッサンパラダイスだろ。
オーディンがそういう役割を持っていたのがスパイスとして良かったです。
なんだろね。ラブコメとかにこういうナイスミドルなオッサンが出てくるだけですごい深まる。
娘との漫才もなかなか良かったっすね。
お巡りさんもよかったよ!!


■後半はちょっと駆け足すぎたかも
猫子とのお風呂シーンからの展開が早すぎたかなーと。
まぁでも残り十数ページでやっとラストバトルが始まるみたいなラノベもありますし。
(読み手は本をめくってる関係上、残りページが少なくなってきてるのがわかるのでこういう事例は結構印象に残ります)
(好意的な解釈をスレば)オーディンの絡みはまさに漫才のごとく流れよく駆け抜けたいというのもあったと思うのでそんなに悪くなかったです。(実務的にページ数の関係って話も十分ありえますけどね。あとがきのページ数とか印刷の関係で決まりますし。)一応、話としてはアメノウズメとのイベントを回収し、ワルキューレとのイベントを回収し、猫子のイベントを回収した形なんでしょうが、どうしてもオーディンの印象が強すぎて、「あれ?猫子の印象よりワルキューレの印象のほうが強いぞ?」となってヒロインの影が薄くなってしまった感がありました。なのでさいごの猫子のエピソードがなんか取ってつけた感が出てしまった気がします。オッサンつよし。
あと、後半の善悪の二元論のはなしにからめて猫又なのになぜ尻尾が1本なのか。とかいうあたりは良かったんですが、事前に尻尾が1本しかないっていうのをもっとイベント絡めて強調してあると良かったかなーと思った次第。
あと世の中狭いなーと思うくらい最後まとめすぎた感はあった。
綺麗にまとめすぎて、「うまい」というより違和感が逆に出たように感じました。
まいっか。神様だし。


■とにかく作風にあってる(まとめ)
ラノベはかくあるべき。という話ではなく。
話し的にも軽い感じのラノベなので、こういうコンセプトのラノベに対して「適した書き方」をしているなーと感じました。
タイトルも殆どの人は分かるので意味深すぎずいいですね。
神様を題材にしているということで十月=神無月=神在月(出雲での読み方)
「◯◯荘」と「いつも」というところから日常系というのが見えます。
少なくともシリアスバトル系だとは思わないです。
いろいろ小道具(発言・行動・アクセサリ等)を使って神様を俗っぽくしたり見せているのも良かったです。
読み返せば新たにそういう役割を果たしているものが見つかりそうですね。
話そのものと同じくらい「神様が現代に馴染んでいる」という質感を出すのに力を入れているのが端々から見て取れます。
こういうのはSAOやインデックスみたいな(ストーリーの)壮大な広がりはなく、おそらく数巻でおわってしまうんでしょうが・・・。
そういや最近読んだあやかしちぇんじもなんとなくにてますね―。でもこっちのほうがねこみみ成分高くてイイ!!

■はじめてのオーバーラップ文庫
オーバーラップさんはIS再開の後、他がぱっとしなかったというか食指が動くような見栄えのもの(結局本を手に取る基準って面陳で並んでる時の絵とかタイトルなんですよね)がなかったので。(そもそもアキバに行かない限り、街の本屋じゃなかなか扱ってなさそうだし。)ISは元を考えるとある意味純粋にオーバーラップでは初めてのラノベになります。ISのイメージが強すぎて他に目が行かないっていうのもぶっちゃけありますよね。IS専用のレーベルみたいな。
しかしまぁ・・・現状の多すぎるレーベルどうにかしたほうがいいよホント・・・
自分たちの首を絞めあってるだけだって。
切磋琢磨してイイ著者が生き残るのかもしれないけど、足切りが早くて、もっと巻数続けて欲しい作品が結構すぐ終わるし、(マイナーでも好きなジャンルがあったとしても)そもそも続きが出ないまま自然にフェードアウトももはや茶飯事。つまり「売り方」が「創作活動に口出してる」状態になってる。ホントは書きたいプロットも売り方のせいで潰されてしまう。なんてことも在るんだろうなと思うわけです。

バステトさんもいるから今後の絡みも楽しみですね(意味深)
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